イスラム教のなかに見る心理学1 女性編

学び
橘 波那
橘 波那

根本裕幸師匠の第8期 お弟子。アロマ・カウンセラーの橘 波那です。
親子関係でのトラウマを癒し、自分の人生を生き、幸せになる方法を追求しています。

こんにちは!

皆さんは、『イスラム教』と聞くとどんなイメージを持ちますか?

多分….

怖い、厳しい、戦争、女性は黒い服、お祈り、サウジアラビア、アラビア語、断食、アッラー(イスラム教の神)….などなど

あまり良いイメージはないかも知れません。

私は、20年ぐらい前にイスラム教に出会いました。

イスラム教に対し全く興味もなく、知識もなく、縁もなかった私にとって突然の出会いでした。

きっかけは、友人(アラブ人)がこう言ったことに始まりました。

イスラム教は、女性を大切にする宗教だよ

私の中で、当時その言葉がとても心に刺さりました。

イスラム教ってイメージしか知らないけど 女性を大切にする宗教なんだ

そして、イスラム教を学ぶべき教えてもらったモスクに行き、イスラム教を学び始めました。

当時はモスクの中でイスラム教を教えていて、女性のクラスがありました。

その女性のクラスには、女性であれば年齢、国籍、宗教も関係なく勉強に行けるのです。

(当時を思い出して書いていますが、今思い出してもあの頃の受容されたという気持ちと安心感がよみがえってきます。

そこは、穏やかで 静かで お互いを尊重する空気 が流れていました。

当時の私は心に穴が開いている状態でしたので、直ぐにとりこになり、モスクでのその時間、その空間が心のよりどころになりました。

当時、私は特に大きな問題もなく、仕事もあり、目標もあり、それに向けて動いてはいました。でも、心の真ん中にはぽっかりと穴が開いていたのです。この感覚は、何だろう?どうしたらこの感覚(虚無感、寂しさ、そんな感覚でした)がなくなるのだろう….どうして私はこんな感覚を感じているのだろう?

わからないまま、何かで埋めようともがいていたように思います。

そんなどんよりした空のような心の時期でした。

イスラム教に20年ぐらい携わってきた私の経験から気づいた”イスラム教の中の心理学”をお伝えしていこうと思ってます。

今回は女性編です!

イスラム教の神(アッラー)からの言葉として”女性は美しいものを隠しなさい”

という啓示があります。

この啓示の解釈は、女性は髪や肌など美しい部分を男性から隠しなさいという意味です。そのため、イスラムの女性はヒジャーブやアバーヤ(外出する時にロングコートのように羽織り、体全体を覆い隠しすもの。大体、黒、紺、茶、グレーなど地味な色が多い)で髪や肌を隠しているのです。

ある女性はヒジャーブだけではなく、顔もニカーブとうもので覆い目だけを出すか、顔全体を覆ってしまします。

女性が自分の美しい部分(髪や肌)を隠し、安易に男性に気持ちも心も許さないという意味があります。

だから、イスラム教の男性は、ヒジャーブしている人にはそれなりの尊敬の態度で接します。男性は、ヒジャーブしている女性をじろじろ見ない、見れないらしいのです。モスクでよく見かけたのは、エントランスで知らない男性と女性が会うと、男性は思いっきり視線を外して、いかにも”見ていませんよー”という態度をとります。(笑)

ヒジャーブは、隠しているだけでなく、自分自身を大切に扱っているんですよ!という主張になるんです。だから、周りもそのように扱うんですね。

そんな女性たちを見て、無言の主張とその意味に優しさと強さとそして自分自身を大切に扱うためにヒジャーブがあり、その象徴であると感じました。

ヒジャーブとアバーヤを脱ぐと、めっちゃお洒落で、美しく、服装も自由で、自己主張もして、めっちゃ自分を出していて、自身満々なんですよ!そのギャップも、私を魅了しました。

イスラム教の女性は、ヒジャーブやアバーヤを身にまとう事で自分を守っている。そして、そういった行為をすることで、男性の目線から身を守ると同時に、自分自身を大切に扱う事を暗に身につけていっているのだなぁと感じました。

そして、外では自分の美しさを隠し、守っているのですが、家族や夫など大切な人の前では思い切り自己主張し、美しさを見せることを出し惜しみせずに楽しんでいるのです。

結婚した女性は、夫が家に帰ってくる前に、おいしい料理を用意し、化粧をし、魅力的な服に着替えてお出迎えするのです。女性性をこれでもか!というように出しまくります。それが、新婚当時だけでなく、長く続く家庭は夫婦がいつまでもラブラブな家庭が多いみたいですよ!

今はわかりませんが、当時はアラブの国では男性が稼いできて、女性は専業主婦という家庭がほとんどでした。女性は家では女性であることの魅力を思いっきり出して、お料理と自分を美しく魅力的に魅せるという事(女性性の爆弾のよう)を大切にしている民族です。

今では、その外と内での使い分けがとても新鮮で面白くそして、大切なものを感じています。

他にも男性が女性を大切に扱っているんだなぁという面はあるのですが、心理学的にみると”自分を大切なものとして扱う”という点で、神(アッラー)からの啓示で教えられた”女性は美しいものを隠しなさい”という事が自己愛につながり、自尊心を養うものにつながている要因になっているのかなと感じます。

また、女性性を上手に使い、パートナーシップを良い関係にし、自分も夫も”winーwin”でハッピー!

私もあのアラブ人の爪の垢をもらって、女性性を解放していたら良かったのですが….

残念ながら当時の私はそんな事に気づく余裕もなく、男性性バリバリで仕事、効率、数字….生き抜く!みたいな人間でした。だから、パートナーともお互いに正しさを主張し、戦争してしまってたなー

アラブの女性を見習って、少しは女性性を使っていたらもう少し違ったパートナーシップが築けていたのかもしれませんね!

これに気づけたのも根本師匠のお弟子になってから!

根本師匠は9期のお弟子さんを募集中です

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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の内容が少しでもお役に立てると嬉しいです。

では、また (^.^)/~~~

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